その人が決して不潔にしている訳でも悪気がある訳では決してないのは解っている…ケドちょっと所じゃなくニオイが気になってしまう「ワキガ」
しかもワキガ、当人はワキガという事に気付いていない場合が多いです。ただでさえ「体のニオイ」はデリケートな問題なのに「ワキガ」ですと更に指摘し辛いですね。
言ってしまっては悪いですが、その場限りの縁の方ならその時を我慢してしまえば良い事です。気の知れた友人ならば思い切って指摘という事も出来るかもしれません。
では職場の「同僚」の場合はどうでしょうか??
その場限りの縁という訳では決して無く、かといって友人や家族程近い訳ではない…なかなか難しい立ち位置になりますね。
ですが、「ニオイ」が気になって仕事にならない!!なんて事になっていたら早急に手を打たなければなりません。でも何て言えば…と難しい事だらけです。
今回はそんなデリケートな「ニオイ」の問題を自分にとって難しい位置にいる「同僚」にはどう指摘すれば良いのか…と考えて行きたいと思います。
こういう問題に「正解」は無いと思っている人間ですが、もし迷っている方がいらっしゃる場合少しのヒントや参考になれば幸いだなと思います。
では、お付き合いお願い致します。
自分のワキガに気付けないのは何故?
ワキガは体質です。人にはエクリン汗腺とアポクリン汗腺という2つの汗を書く器官がありワキガでは無い人の汗、殆どはエクリン汗腺からのサラサラとした成分は殆ど塩分のみの汗「エクリン汗」を掻き、もう一つの汗腺であるアポクリン汗腺からの汗は掻きません。アポクリン汗腺からはたんぱく質やミネラル等の栄養を含んだ「アポクリン汗」が分泌されます。そのアポクリン汗が脇等の皮膚の雑菌等に分解され、ワキガ特有の刺激臭を発してしまう訳です。ワキガ体質の人はこのアポクリン汗腺の活発…という「体質」なのです。
そんな、強烈な刺激臭を発してしまう「ワキガ」体質なのですが、当の本人はそのワキガに気付いていない場合が多かったりします。
それは当人が鈍いからでは無く「体質」という事が大きな要因となっています。
強いニオイや不快なニオイを嗅ぎ続けた場合、大体の人は気分が悪くなってしまう、又はストレスが溜まってしまいますよね?このように人の感情や気分は嗅覚によって左右される事も少なくはありません。
ワキガ体質の人は常に自分のワキガのニオイを感じなければなりません、そうなると自分の体に大きなストレスを与えてしまう事になります。それを防ぐ為に、脳がそのニオイに慣れる「嗅覚の疲労」という状態に陥り結果ワキガ臭を無臭として扱うようになってしまいます。その為に自分がワキガという事に気付けないという訳です。
ワキガでは無い人もタバコを常に吸っている人は吸っていない人が「タバコ臭い」と感じる状態でも気にしませんし、ペットを飼っている人は飼っていない人が感じる「ペット臭さ」を感じる事は少ないです。これも「嗅覚の疲労」状態に陥っているという事になります。
出来ればニオイに自分で気付いてほしいとお思いでしょう?私も出来る事なら自分で気付いてほしいと思いますしね…
気付いてもらいたいけどどうすれば…
体質な上に自らが気付きにくいという「ワキガ」…ニオイはするケド差ほど…という場合でしたら…まぁそっとしておいても良いのかもしれませんが、ニオイが強い場合、そのニオイで気分が悪くなってしまうような場合は対策をしなくはいけなくなりますよね?
自分の仕事に支障を来している場合、原因となっている相手に指摘する事は大事な事です。ですが、その相手に悪気がある場合とでは訳が違います。
下手をすると「パワハラ」に繋がりかねませんしね。
シンプルですが対処法として上げられる事…ですが
・我慢する
いきなり逃げのような対処方です…が同じ職場の同僚でも仕事スペースが離れている場合や野外での仕事であまり接点がないという場合でしたら有効な対策ではないでしょうか…ですが全く解決にはなりませんね、まぁ言いにくい場合や言いたくない場合は応急処置程度という事でしょうか?
・上司や先輩に伝えて貰う
「ニオイが気になる」という言葉、自分からは言い難いでしょうし勿論相手からしても言われたくはない言葉です。まして同じ立場の同僚に言われてしまったら…人によっては揉め事になり余計に仕事に支障が…という事に繋がりかねません。
ですが、上司や先輩という立場が上の人ならば…効果的という場合もあります。特に上司は仕事を監督する立場でも有りますので…頼る事も大事です。
頼まれてしまった上司立場の人はハッキリ「臭いよ」なんて言葉では無く多少オブラートに包む言い回しをしましょう。
言いたくない、言われたくない指摘ですが、更に自分が言われて嫌な言葉は相手にも言わない事が大事です。
・自分で伝える
これが出来れば苦労は無いのですが…直接言わずに手紙等を使い匿名で伝えるという手段もります。これならば口で言うよりも緩和されますし、考えながら文を書くので口で伝えるよりも冷静に伝えられる筈です。
基本は我慢するか、伝えて貰う、又は自分で伝える…になりますね。一番してはいけない事は相手を追い詰めて「辞めさせる」という事です。流石にこんな結論に至る人はいないと思いますが…
伝える事の大事さ
最初の対処方法で言ったように職場スペースが離れている相手や同じ職場でも差ほど接点が無い相手の場合でしたら伝えず自分が我慢という対処方法で良いと思います。
ですが、職場は仕事をする空間であり、同僚はその仕事を円滑に進める為の仲間です。仕事に支障が出来る場合はまず「伝える」そしてその相手に「対処」をしっかりとして貰う事が大事です。
何度も言いますがワキガは体質であり本人に悪意があって「ニオイ」を発している訳ではありません。ですがワキガは「ケア」をする事でニオイを抑える事は出来ます。
体質が人それぞれのように、伝えた際の受け取り方も人それぞれです。伝えた際に自分は勿論相手にも嫌な想いをさせてしまうと思います。
本人が気付かない場合の多い問題ですので「ワキガ」と伝えられた際、「いじめ」と受け取ってしまう人も少なからずいます。ですがこの指摘で「気付けた」という人だっています。その場合はその伝えてくれた事が救いになる場合も多いのです。
気付けた人大抵の人はそのニオイをどうにかするために「ケア」を考えます。ニオイの問題はデリケートです。気付けない事で沢山損をしてきたかもしれません。
大袈裟かもしれませんがそれに対しての救い船を出せるかもしれないという事も考えてみれば伝えにくいと思っている場合、少し気が楽になると思います。
同僚がワキガの時ニオイの対策は?そしてどう伝えるのが正解??まとめ
・ワキガは体質
・なので余計に伝えにくい
・基本の対処方法は我慢する、伝えて貰う、自分で伝える
・伝える事は悪い事では無い
…でしょうか?
まずニオイの問題は大きくてかなりデリケートな問題ですからね。ですが誠意を持って伝えた際、しっかりと対処をしてくれる人ならば伝えて良かったと思えます。そして、その人が今後ニオイの所為で損をする事は少なくなると思えば良い事でしょう。
伝えても何もしない、解ろうともしないという人ならばそれはそこまでという事になります。
伝える事自体は悪い事ではありませんね。(言い方はしっかりと!!ですが)